ogikubojinの日記

産前産後のケアでいらっしゃっている患者さんたちとのとりとめもない話

昆虫について

カナブンの数がめっきり減っているらしいけど…【3種それぞれのカナブンについての考察】

出典:http://www.insects.jp/kon-koganekanabun.htm あっという間に、夏は終わってしまうもの。 どんなに暑い夏だったとしても、過ぎ去ってしまえばあっけないものです。 夏と言えば「昆虫」。 子供の頃は、よく飽きもせずに昆虫ばかり追いかけたものです。…

恐怖は遺伝するもの!?【クモ恐怖症から恐怖遺伝子について考えてみた】

先日、ヤフーのトップで、こんな記事を拾いました。 「クモが怖い人は、午後7時35分に家にいないほうがいい」 headlines.yahoo.co.jp これ、完全に僕のことですね(笑)。 そう。 自分、「クモ恐怖症」、つまり「アラクノフォビア」なんです。

昆虫と細菌とのさまざまな共生のかたち【クロカタゾウムシの硬い外骨格の秘密とは】

「腸内フローラ」という言葉は、すっかり一般的になりましたね。 腸内環境を整えることが、健康増進に繋がる事実がわかったため、乳酸菌はじめ、あらゆる発酵食品の有用性が見直されています。 さらには、最近になって細菌と人間との関係についての研究も盛…

オオスズメバチやオニヤンマをも捕食してしまうヤバい昆虫がいるらしい【昆虫界のプレデターとは?】

お盆も過ぎ、暑さも和らぎ、何となく秋の気配も感じられるこの頃。 でも、昆虫たちは、まだまだ活発に活動しているのですよ。 ところで。 昆虫界における「空の戦い」について興味、関心をお持ちになったことはございますか? トンボやチョウを始めとする、…

アリを麻薬漬けにして支配してしまうシジミチョウの仲間【シジミチョウのもつ裏の顔とは】

今回は、ちょっと変わった生態をもつチョウのはなし。 みなさん、「シジミチョウ」ってご存知ですか? 比較的、都会でもよく見かける、わりとありふれたチョウであるかと思います。 ちいさな体でひらひらと可愛らしく飛ぶ姿は、まさに癒し系。 でも、一部の…

トンボじゃないトンボの話と、カゲロウじゃないカゲロウの話【蜉蝣と蜻蛉って読めますか?】

みなさん、「カゲロウ」と聞いて何を連想しますか? 「トンボ」と答えた方は、なかなか博識な方ですね。 確かに江戸時代あたりまでは、「蜉蝣(カゲロウ)」と「蜻蛉(トンボ)」は、同じトンボを指す言葉として使われていたんですね。 ややこしい…。 でも、…

素数ゼミの不思議について【セミの生存戦略と数学についての考察】

みなさん、「素数ゼミ」って、ご存知ですか? おもに北米でみられるセミの一種で、他の一般的なセミと違い、かなりの長期間にわたって地中で暮らす特徴をもっています。 その期間が、何故かきっちり「13年」と「17年」と決まっているのです。 だから、そ…

人間の想像をはるかに超えるアリたちの多様な生態【サムライアリは侍ではない!?】

人類が地球上にあらわれる、ずっと、ずっと以前から社会性を獲得して繁栄を築いてきた生き物。 それが、アリです。 集団生活をする生き物としては、人間なんかよりはるかにずっと先輩なのです。 今回、長い進化の過程で、実にユニークな生態を獲得した「アリ…

蜂に擬態するスカシバの仲間について【※昆虫注意】

http://ze-ph.sakura.ne.jp/database/species.php?gen=Paranthrenopsis&sp=editha 今月初めのことです。 職場に名前も定かでない昆虫が飛来したんですね。 それが上の写真の羽虫です。(写真は借り物) ひらひらと舞い込んできたのですが、てっきり蜂かと思…

アリが暗示する人間の近い将来【こんなにもアリという生き物を愛する理由⑤】

すっかりアリという生き物が持つ「社会性」の虜になってしまった少年時代の僕。 図鑑を開いて、調べれば調べるほど興味深い事実が、山のように出てきます。 生存戦略のひとつとしての「社会性」。 長い進化の結果、獲得した「社会性」という能力が、アリとい…

捕獲したアリの巣を観察する毎日【こんなにもアリという生き物を愛する理由④】

飼育していたカブトムシの敵討ちで、アリの巣を襲撃。 そこから意外にも、アリへの愛情が芽生えてしまった少年時代の僕。 そうなると、もうアリへの興味は尽きません。 図鑑から多くの知識を得たことで、さらに関心が高まり…。 結果、今度は毎日のようにアリ…

クロオオアリにすっかり魅了されてしまった少年【こんなにもアリという生き物を愛する理由③】

敵討ちという当初の目的を果たしたものの、未だ現場に留まろうとする僕。 いったい何故なのでしょう? それは、なんとアリという生き物自体に興味を持ってしまったから。 アリの巣を掘り返したことで、偶然、クロオオアリの持つ社会性について知ることになっ…

クロオオアリへの復讐の先に待っていたもの【こんなにもアリという生き物を愛する理由②】

アリへの復讐心に燃える少年。 「俺の大事なカブトムシをよくもバラバラにしやがって!」 スコップ片手に一心不乱にアリの巣を掘り進めていきます。 しかし、掘っていくうちに偶然「あること」に気付くのでした。

アリとの出会い。それは敵討ちから始まった【こんなにもアリという生き物を愛する理由①】

今回は、アリについての話。 先に申し上げておきます。 あまり昆虫というか、アリが苦手な方はお読みにならない方が良いかもしれません。 そもそも、どうして僕がこんなにもアリという昆虫に興味を持つようになってしまったのか? それは、ある事件がすべて…

ダンゴムシが世の男の子たちを惹き付けてやまない理由とは

3〜4歳児の男の子をお連れになる患者さんとお話しさせていただくにあたって、必ず避けては通れない話題って何でしょう? そう、それはダンゴムシです。 ズボンは、ポケットの中身を必ず確認してから洗濯しましょうね!(笑) ところで。 ダンゴムシって幼…

テントウムシが家庭菜園の頼もしい用心棒に【生物農薬って、ご存知ですか?】その②

我がベランダ菜園の平和を守ってくれた、色とりどりの テントウムシたち。 不思議なことに幼虫は皆おなじ模様なのに、脱皮して成虫になると実にさまざまな柄を纏って出て来ます。 「さて、これは何ていうテントウムシなのかな?」 調べてみると、そこには驚…

テントウムシが家庭菜園の頼もしい用心棒に【生物農薬って、ご存知ですか?】その①

今回は、「生物農薬」とテントウムシについてのお話。 もはや、もう整体とは何も関係のない内容ですが許してください(笑)。 少しブログテーマを拡大することに決定しました。 きわめて身近にありふれた昆虫ですが、意外と知られていないのが、その生態。 テ…