オオスズメバチやオニヤンマをも捕食してしまうヤバい昆虫がいるらしい【昆虫界のプレデターとは?】
お盆も過ぎ、暑さも和らぎ、何となく秋の気配も感じられるこの頃。
でも、昆虫たちは、まだまだ活発に活動しているのですよ。
ところで。
昆虫界における「空の戦い」について興味、関心をお持ちになったことはございますか?
トンボやチョウを始めとする、それこそ三次元の空間を自由自在に飛び回る昆虫たち。
もちろん空飛ぶ昆虫にも、「捕食するもの」と「捕食されるもの」が存在します。
そんな、昆虫界における「空の世界の王者」についてお話させて下さい。
空飛ぶ昆虫の強者といえば
翅をもち、自由自在に空を駆け回る昆虫たち。
そのなかで特に強者として君臨する昆虫を三つピックアップしてみました。
オオスズメバチ
出典:http://www.insects.jp/kon-hatioosuzu.htm
まずトップバッターは、オオスズメバチ。
言わずと知れた、昆虫界における弱肉強食社会のトップに君臨する大型昆虫。
強力な毒針だけでなく、たいていの昆虫を噛み砕いてしまう強力なアゴも大きな武器。
出典:http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/ine/ueno/images/s1-2.jpg
凶悪な人相をしてますね~。
獰猛な捕食者であることは、これは疑う余地もないですね。
オニヤンマ
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%9E
オニヤンマの戦闘力も侮れません。
三次元をまさしく自由自在に飛び回る様は、間違いなく昆虫界最強の空中運動能力を持つことを証明しています。
トンボも、もちろん肉食なんですね。
この顔を見てやってください。
凶悪ですよね。間違いない。
出典:http://www.insects.jp/kon-tonbooniyanma.htm
オニヤンマも強靭なアゴを持ち合わせています。
うかつに触ろうとすると噛まれて痛い思いをすることになるから注意が必要。
シオヤアブ
出典:http://www.insects.jp/kon-abusioya.htm
最後の刺客がコレ。
シオヤアブ
ご存知な方は少ないかと思います。
アブの仲間でも、大型な種類というだけでなく、獰猛さもその特徴のひとつ。
別名「プレデター」とも呼ばれている、昆虫界におけるヒットマン的な存在です。
出典:http://www.insects.jp/kon-abusioya.htm
どうです?
シオヤアブも、なかなか前科がありそうな顔してますでしょう(笑)。
シオヤアブも、実は獰猛な空の捕食者なのであります。
一説によると、最強の空の昆虫とも云われているんですよ。
時として、なんとオオスズメバチやオニヤンマなどを捕食してしまうのです。
いったい空の王者はどの昆虫なのか?
以上挙げさせていただいた三種の昆虫。
それでは、いったい最強王者に君臨するのは、どれなのか?
正直、意見が別れるところではあります。
完全なる独断と偏見で、言わせて頂くと、
これは、もうケース・バイ・ケースであるかと。
それぞれがお互いに捕食して、捕食されている所を研究者たちによって確認されている訳でなのであります。
それぞれ、得意なシチュエーションを挙げてみると…。
- オオスズメバチ→正面からの正攻法。やはり組み合ってしまったら最強
- オニヤンマ→空間移動能力に長け、背後をとられてしまったら最後
- シオヤアブ→死角からの急降下攻撃が十八番。端から襲うつもりでいるハンター
こんなところでしょうか。
まあ、正面からの四つ相撲となっては、オオスズメバチの独壇場でしょうか。
そもそも防御力が違い過ぎますからね。
以上を踏まえた総合力から、敢えて言うならば、勝者はオオスズメバチなのかな?
まとめ
実は、数年前のある夜、職場を片付けて帰ろうかと思った矢先に、ヤクザみたいな顔した見たこともない大型のアブが乱入してきたのです。
それが「シオヤアブ」という昆虫との馴れ初めでした(笑)。
その人相たるや、直感的に「ヤバい昆虫」であることがすぐに分かりましたね。
おかげで30分以上も格闘することになり、帰宅がずいぶん遅れてしまったことを思い出します(笑)。
やみくもに手を出さず、慎重に対処して本当に正解だったと今でも思いますね。
アブの世界にも、こんな危険なプレデターが存在することを知っていただけたらと思い、今回記事にしてみた次第です。
2018.8.18