テントウムシが家庭菜園の頼もしい用心棒に【生物農薬って、ご存知ですか?】その②
我がベランダ菜園の平和を守ってくれた、色とりどりの テントウムシたち。
不思議なことに幼虫は皆おなじ模様なのに、脱皮して成虫になると実にさまざまな柄を纏って出て来ます。
「さて、これは何ていうテントウムシなのかな?」
調べてみると、そこには驚きの事実が待っていたんですね。
前回のブログから引き続きとなります。
ナミテントウというテントウムシの柄の多様性
ネットで調べてみたところ、皆それぞれ柄は違えど、なんと同じ「ナミテントウ」という種類のテントウムシだということが判明したのです。
幼虫の姿が皆、まったく同じなわけですね。
なんと、以下の写真のテントウムシ。
これ、柄が違えど、すべて同じ「ナミテントウ」なんですよ。
出典:いろいろなナミテントウ
ナミテントウの柄は遺伝的に決まる
ナミテントウだけで、これだけのデザインパターンがあるんですね。
みんな同じ種類のテントウムシというのが、少し信じられません。
ちなみにナミテントウの柄は、遺伝的に決まるそうです。
親同士の柄の組み合わせで、子の柄が決定するのだとか。
下の写真のように、まったく違う柄どうしでも普通に交尾するそう。
出典: ナミテントウの斑紋
我が家のベランダ菜園のナミテントウたちは
今回、写真に残せていなかったのですが、我が家のベランダ菜園に放ったナミテントウですが、「黒ベースに赤い玉がふたつ」パターンと、「黄色一色」パターンの柄を持つ個体が圧倒的に多かったです。
これ、地域性なのでしょうか?
ナミテントウというテントウムシの存在を知って
(※ブログトップの写真がナナホシテントウ)
しかし、こうしてナミテントウの存在に気付いてしまった今、もはや主役はナミテントウに移ってしまったといっても過言ではありません。
こんなにも多様性をもったテントウムシの名前が、そもそも「並」テントウであることがおかしいのですよ(笑)。
小さいころから何気なく見ていたテントウムシたちが、実はすべて同じ種類だったとは…。
ここでも、やはり昆虫の世界の奥深さを知るのです。
2018.5.13