早いと30代でも発症する認知症【若年性アルツハイマー型認知症】
去る20日、女優の朝丘雪路さんの訃報が飛び込んできました。
ここ数年は、「アルツハイマー型認知症」のため自宅で療養されていたという。
どうやら、この件がきっかけで「アルツハイマー型認知症」が“確実に死に至る病”であることが世間に認知されたようにも感じます。
ところで、ご存知でしたでしょうか?、
「アルツハイマー型認知症」が必ずしも高齢者だけが罹る病ではないことを。
30代でアルツハイマー型認知症を発症してしまった男性のこと
数年前でしょうか。
いつものように朝刊を眺めていたら、衝撃的な内容の記事が目に飛び込んで来たのです。
働き盛りの30代にして、「若年性アルツハイマー型認知症」と診断されてしまった男性会社員への取材記事です。
コレ、有料記事なので全部読めませんね。
こちらの記事でも、同じ男性に取材されています。
当時、自分とほとんど歳の変わらない若い男性が認知症を患ってしまったという事実に、言葉にならない衝撃を覚えたのです。
早いと65歳を待たずに認知症を発症することがあるとは聞いていましたけど、だって、この方はまだ30代ですよ。
記事を読んでみると勤めていた会社が認知症について、とても理解があり、営業から総務に配置転換してもらったことで病気とうまく付き合いながら勤務を続けられているのだと。
ふたりのお嬢さんがいるんだそう。
自分の命ももちろんなのですが、お子さんたちの将来を真っ先に案じたのだとか。
なんだか、とても他人事に思えなくて、記事を読みながら涙したことを覚えています。
若年性アルツハイマー型認知症のリスクを高めてしまう習慣
もともと「若年性認知症」といって、かなり早いタイミングで認知症を患ってしまう方々がいることは知っていました。
でも、どんなに早くても40代後半くらいからだと勝手に思い込んでいたんです。
こんな話を聞いたことがありませんか?
忙しすぎる毎日を送っている人ほど、若年性認知症になりやすい。
たしかに認知症発症のリスクを高めてしまう因子のひとつに「睡眠不足」が疑われているそう。
なので、忙しい仕事の代表格である学校の先生なんかに発症するケースが多いと、よくお聞きします。
そして、自殺者が多いことも。
授業の準備だけでなく、進路指導、部活動の顧問、給食費滞納の回収、などなど。
心が壊れてしまう訳です。
教師こそ、働き方改革が喫緊の課題となりましょう。
睡眠負債に怯える自分
そういえば、「睡眠負債」なんて言葉も、話題になりましたね。
自分も普段、とても睡眠時間の短い生活を送っています。
そうなると本当に若年性認知症は他人事ではないのです。
そのほか、運動不足や食習慣、ストレスなども発症リスクを上げる因子になるのだそう。
なお、今回、この記事を参考にさせて頂きました。
これからの働き方を考える
自分も40歳を過ぎて、そろそろ真剣に自分の体と向き合わなければならないと感じ始めています。
結局、若い頃の健康を犠牲にしてまでお金を得たとしても、それを使うことなく早死にしてしまっては元も子もありませんからね。
睡眠不足解消も含めて、生活改善を本気で考えているところであります。
食生活も、ある程度は気を使うようにしないといけないのかな。
それと、仕事で無理して余計にストレスを溜めないようにも意識しないと。
結局、もっと身の丈に合った生活を送るべきなのかな。
こうして深夜、このブログを書きながら、考えていることと矛盾した行動をとっている自分に気付くのでありました(笑)。
2018.5.22