オタク気質な産後のママたちもWELCOME!【オタク女子たちの内緒話】
ふだん当院の「産後の骨盤矯正コース」にいらっしゃる女性患者さんたち。
それはもう、様々な人種の方々がお見えになります。
(※外国人という意味ではない)
なかには少数派ながら「オタク気質」のママさんなんかもいらっしゃいます。
こういう方々、個人的にたいへん優遇させていただてます(笑)。
まさにWELCOMEですね。
だって、自分の知らない世界のこと、せっかく教えて頂ける良い機会なんですもん!
そんなオタク気質をもった女子たち。
きっと、他のママ友さんたちには、決して見せない側面なのでしょう。
僕という人間を受け入れてくれた瞬間から、怒濤の勢いでそれぞれの得意分野について話し始めてくださいます。
僕の頭の中の記憶を紐解いていくと、ざっと以下の感じ。
①『ガルパン』、『艦これ』を観るよう勧めてくれたアニメオタクの女性
某「投稿型」グルメ紹介サイトで働いてらっしゃった女性。
ご存知『ガールズアンドパンツァー』の存在をいち早く僕に教えてくれた恩人です。
しかし、YouTubeで下見したところ、自宅でカミさんの監視下で観るには、ちょっと抵抗を感じるかなと思ったので断念。
その節は、ホントすみませんでした。。
でも、作中で描かれている戦車のディテールは、脱帽レベル。
いや、本当に細部にまでわたって、リアルに描かれています。
(4号H型戦車のシェルツェンや、3号突撃砲G型などマニアが泣いて喜ぶ要素満載!w)
もはやアニメのクオリティではなく、そこに萌え系の美少女キャラが同居するという、謎の世界観が不思議な魅力。
(なんだかんだで、YouTubeでしっかり観てるんじゃんw)
②富士総合火力演習に行くのを楽しみにしている方々
陸上自衛隊が毎年公開する「富士総合火力演習」って、ご存知でしょうか?
要するに、陸上自衛隊の日頃の訓練の成果と、装備の更新ぶりを公開するイベント。
これが近年、どういうわけだか女性の観覧者を急激に増やしているんだとか。
今では、チケットの入手も困難なほど、人気のイベントに。
現地で観覧したことを目を輝かせながら話す女性患者さんの多いこと。
女性も、こういうの結構好きなんですね。
③ホラー映画マニアのママ
ホラー映画界の巨匠、故ジョージ・ロメロ氏を崇拝していた女性。
ロメロ監督といえば、ゾンビという概念を最初に世に送り出した人物として、あまりにも有名な方。
もちろん勧められましたので、ロメロ氏の作品は全部チェックしましたよ。
そういえば。
お子さんが2歳になったばかりの頃、もう大丈夫かと考え、起きている子供の前で視聴しようとしたところ…、
「ナイナイ、ナイナイ!!」
とテレビ画面を遮られたという話は、今でも僕の心に熱く残っています(笑)。
「なんでゾンビが出てくるって、わかったのかしらね?」
当たり前でしょう!(笑)
④「大島てる」を閲覧する妊婦さん
「大島てる」というサイトをご存知でしょうか?
日本全国のいわゆる「事故物件」を教えてくれるサイト。
これを閲覧するのにハマっていた妊婦さんが、昔いらっしゃったんですね。
ちょうど引っ越しを検討されてたんだっけかな?
一時期、各メディアで取り上げられることも多く、ひょっとしたらもう、ぜんぜん有名なサイトになってしまっているのかも。
でも、当時は超マイナーなサイトで、その存在を知る方は超少数。
でも、僕は知っていたけどね!
それにしても、なんだかおどろおどろしいサイトです。
一般の妊婦さんには、とてもオススメ出来ません!
⑤松尾スズキと「大人計画」に青春を捧げた女性
学生時代は、下北沢で劇団にどっぷり浸かっていたという女性。
とくにあの松尾スズキが主宰する「大人計画」の大ファンであるというコアっぷり。
宮藤官九郎や、田口トモロヲ、星野源など錚々たるメンバーを輩出していることでも有名。
一児のママとの会話のほとんどが松尾スズキ絡みのネタというのも、なんだか凄い話。
普段からビレッジヴァンガードをこよなく愛し、またアニメにも造詣が深い方でもありました。
そんな彼女にアニメ映画で、お薦めの一本をお聞きしたところ…、
『ファンタスティックプラネット』
という回答を頂きました。
さてと、ファンタなんとかとやらは、どんなもんかの~?
…しかし、膨大な在庫を誇るツタヤディスカスでも、探せど探せど見つからず。
それもそのはず、その当時、日本の配給会社から公開はされてなかったようなのです。
こんなマニアックな作品、ツタヤにもないわ~!!
当時、YouTubeのアルファベット検索でようやくスペインのテレビ局で放送されたモノを見つけることが出来ました。
しかし、さすがにスペイン語は分からなかったですね(笑)。
という訳で、この女性患者さんで、当院オタク王決定です!
2018.4.29