ogikubojinの日記

産前産後のケアでいらっしゃっている患者さんたちとのとりとめもない話

【産後クライシス】旦那への関心はいずこへ  

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出産してから急激に旦那への関心、興味が薄れてしまったという話をよく耳にします。

 

母性がなせる業なのでしょうか、旦那の存在というものがほぼほぼ眼中から消えてしまうそうなのです。

 

 

我が子を守る本能が、きっと男性への関心自体を打ち消してしまうのですね。

(※あくまで一般論ですので悪しからず)

 

 男性の方も、奥さんが出産後、一転してかまってくれなった寂しさからか、精神的に不安定になりやすいそうです。

そうでなくても、家族が増えたことへの社会的責任感、プレッシャーも肩にのしかかってきますし…。

 

不慣れな育児でイライラし、ついつい旦那へ愚痴をこぼしてしまう女性と、急に冷たくされ疎外感すら感じ始める男性。

互いに精神的余裕がなくなるおかげで、衝突することも増えようもの。

 

これが産後クライシスっていうヤツなんですかね?

 

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産後ケアでいらしてるママさんたちにお聞きすると、旦那さんへの関心は一様に低いことがわかります。

 

赤ちゃんと旦那さんへの関心度の割合比率を数字で教えて頂くと、

 

赤ちゃん99%:旦那1%

 

と、まあこんな方が圧倒的に多いのです。

※あくまで個人的調査による数字です

 

産後まもない時期に、男性側にも軽い「うつ症状」を訴える方が多いという話も頷けます。

 

あくまで個人的な見解なのですが。

 

男性は、結婚した瞬間からパートナーには、女性であり、妻であり、母であることも求めてしまうものなのです。

(※必ずしもすべての方に該当するとは限りません)

 

男性は、一般に女性に比べると精神年齢が低めな生き物。

 

だから間違っても、旦那の居場所を便所に追いやったり、いびきがうるさいからと玄関で寝るように言ったりしてはいけないのです。

 

平均寿命が物語るように、男って意外と弱い生き物なのですよ。

 

不慣れながらも家事に挑戦したりしたら、まず褒めるべき。

クオリティに対する要求は、それから。

 

褒めて伸ばすのが、男性を乗せる鉄則

 

そういえば、ものすごいケースが過去にあったことを思い出しました。

口数の少ない、おとなしい旦那さんだったのですが、奥さんにあまりに辛くあたられたので帯状疱疹が顔に出来てしまったという話。

この病気、ストレスが発端になることが多いのです。

 

患者さん「先生、なんだかダンナの顔に最近ブツブツが出来て面白いの~!」

 

自分「それ笑えないですよ!帯状疱疹ですよ。きっと、いじめ過ぎちゃったんですよ」

 

それから程なく、旦那さんも来院した事実も添えておきます。

でも、彼の奥さんへの一途な思いに少しもブレがなかったことを強く記憶しています。

 

そんな奥さんが教えてくれた人生訓があります。

 

「結婚相手にもとめるいちばんの条件は、もちろん安定感よ!」

「付き合う人と結婚するする人とは、また別なの!」

 

今でも忘れられない格言です。

 

 2018.4.5