出会いは、恋文から始まった
これも、もう10年近くも前の話。
産後の骨盤矯正でいらしてた、とある女性患者さん。
170センチを超える長身と、聡明さと快活さを兼ね備えた美人さんだったのが記憶に新しい。
とにかく一切の隙が見当たらない女性であったのを覚えています。
もちろん、ハキハキと物をおっしゃるタイプ。
当時30中盤に差し掛かっていた自分が、先生として、ようやく対等にわたり合えるギリギリのレベルでしたね。
手ごわい女性でした(笑)。
(ひょっとしたら、討ち死にした事実を思い出補正しちゃっているかもw)
そんな女性患者さんと、命がけでお話していたところ、案外打ち解けるのも早く、例によって色々と武勇伝を教えてくれだしたのですね。
基本的には、旦那さんを毎日奴隷のように扱っている話(笑)。
まあ、それで夫婦間のバランスがうまく取れているんでしょうね。
そして、そんな女性患者から話の流れで、たまたまお聞きすることが出来た、意外な馴れ初めについてのエピソード。
お二人の出会いのきっかけは、なんと旦那さんからの「恋文」だったのだそう。
デジタル全盛の時代にあって、お手紙というアナログな手法に却って新鮮味すら感じました。
そもそものきっかけは、朝の通勤電車。
ご主人の完全なる「ひとめぼれ」から、それは始まったのだそう。
たまたま毎朝、同じ車両に乗り合わせることが多かったのが出会いの始まり。
どうにかして接点を作れないものかと。
一計を案じた彼は、なんとお手紙を渡すことを決意、実行したのです。
当然、女性には相手にされず…。
しかし、あきらめきれない彼は、数か月後に再びチャレンジするのです。
困った女性は、仕方なく職場の上司に相談。
見ず知らずの男性に突然言い寄られても困りますよね、そりゃ。
それから、上司の機転で2対2のグループデートでならという妥協点を見出すことに。
その後の、彼の猛プッシュは、言うまでもありません。
やがて熱意に押された彼女は、結婚に至ることになったのです。
こういう隙の見当たらない女性は、こうやって落とすのですね。
男って、いつの時代も大変。
でも、努力って報われるものなんですね。
恋文が馴れ初めだなんて、とても素敵な話だと思いませんか?
こういう話って、本当にあるんですね。
その後の旦那さんの奴隷生活に幸あれ(笑)!!
2018.2.22