タコの進化から生命の起源、進化を読み解いていく【タコという生き物への考察④】
タコがいかに高度な知性を持ち、さらには軟体動物にあるまじき社会性を備えるほどまでに進化してしまったグループがあることをお伝えしました。
しかも、そんなタコたちのご先祖様がなんとオウムガイに代表される「頭足類」というのだから驚き。
原始的な生物であるオウムガイから、いかにしてタコにまで一足飛びに進化を果たすことが出来たのか?
良いですか?
ここからは、僕自身の推測の話になりますからね。
悪しからず。
タコのもつゲノムの大きさは人間並み
人間とタコのゲノムの長さはほとんど同じなんだそうです。
これは、タコが人間並みに高度に進化を果たした生き物であることを科学的に裏付けているということ。
さらには、タコの体を支えるタンパク質は、人間も持ち合わせていないような長さのDNAを持ち合わせているというのだから、驚くほかありません。
もっと言うと、他の動物にはみられない特殊な遺伝子情報が多く備わっていることから、「エイリアンのような何者かからゲノムを手に入れたのでは?」といった説もあるのです。
ちょっと一般的な進化論では説明がつかない
これら衝撃の事実から、自分は本気で、タコは地球外からの外的因子によって、特殊な進化を果たしたのではと考えております。
そこで、参考文献を漁っていたところ、やはり、ありました。
またピンホールカメラのような眼や、柔軟性の高い身体構造、体の模様を周囲に合わせる能力などを持っている。
これは他の生物とは大きく異なる性質であり、進化の歴史の中で突如現れた性質であるのだ。通常の進化ではこのような変化は起きにくいと考えられている。
そして今回の研究でその変化の起源を何億年前も昔にやってきた氷の隕石の中に閉じ込められたウイルスにあると考えているのだ。
ウイルスが生物の体内にが入りこみ変化を起こしたと考えられている。
まったく同じ考え方のブログが先に書かれていて残念という気持ちよりも、むしろ同志を発見できたという喜び、安心感の方が強いですね。
このサイトに書かれているとおり、おそらくは飛来した隕石に付着していた未知のウイルスが「一足飛びの進化を可能にした」犯人ではないでしょうか?
ウイルス感染により進化を果たしているという説
ウイルス感染とゲノムについて補足しておきましょう。
最新のゲノム解析から、生物ゲノムには、驚くほどたくさんのウイルス(およびその関連因子)が存在しており、それらが生物進化に重大な貢献をしてきたことが明らかになりつつある。ヒトゲノムも、その約半分はウイルスとウイルスもどきの遺伝子配列が占めているという。
つまりヒトを含む生物のゲノムは、ウイルスのような寄生者と合体して出来上がっているとも言えるのだ。
つまりは、地球上の生き物は、ウイルスに感染することによってゲノムが書き換えられていると言うのです。
それこそが進化なのではと。
※ここでウイルスについて、補足しておきます。
ウイルスは細胞という単位すら持たないので、自己複製ができない。宿主にとりついて、自己の分身を宿主によって複製してもらうしかないのです。そのときに宿主のゲノムを一部書き換えてしまうのですね。
細胞は生きるのに必要なエネルギーを作る製造ラインを持っているが、ウイルスはその代謝を行っておらず、代謝を宿主細胞に完全に依存し、宿主の中でのみ増殖が可能である。彼らに唯一できることは他の生物の遺伝子の中に彼らの遺伝子を入れる事である。厳密には自らを入れる能力も持っておらず、ただ細胞が正常な物質と判別できずウイルスタンパクを増産し病気になる。これらの違いからウイルスは生物学上、生物とは見做されないことも多い。
最後に
ちょっと、ウイルスの話が入って話がややこしくなってしまったのですが。
タコという特異な進化を果たした生物について考察を重ねていくうちに、宇宙由来の遺伝因子が関わったとしか考えられないという話に繋がった訳です。
そこで新たに浮上した仮説が、なんと「ウイルス進化説」。
どうやら、ウイルスは生物のゲノムの書き換えに関与しているのだそう。
つまりは、人間は風邪をひくことで進化を果たしている
可能性があるということなのです。
実は、タコの進化の話を通して、本当にお伝えしたかったことがコレだったんですね。
ウイルスとは、いったい何者なのか?
さらには生命の起源とウイルスの関係とは?
ちょっと、整体師が書くブログとしては、あまりに無謀かと思われるのですが。
引き続き、見切り発車で「新シリーズ」へと続く予定です。
あくまで予定ですからね。
いつか、その時まで…。
2018.7.4