今どきの軍用機のデザインにはぜんぜん萌えないんですよね【ミリタリー男子の憂い】
近頃、ミリタリー女子なる種族が増えてきているように感じるのは、ワタクシの大いなる勘違いによるものなのでしょうか?
治療院にいらっしゃる女性患者さんから、「富士総合火力演習」に観覧に行くことを勧められたり、自衛隊の装備について意見を求められたり…。
そう。
正直に告白します。
自分、確かにミリタリーマニアなんです。
でもね。
だからといって、ミリタリーだったら、何でも良いって訳ではないんですよ。
うちの女性患者さん、そもそもが、けっこうオタク気質な方って多いんですよね。
それもあってか、わりと冒頭に書いたようなお話を頂くことが多いんですね。
でもね~、気が進まないんですよね。
自衛隊、これっぽっちも興味ないし。
そんな目下の悩みが、カミさんから
「今度、朝霞駐屯地に行ってみよう!」
という提案。
まったく興味なし。
何でかというと、車の趣味なんかとと一緒で「レトロなもの」にしか基本的に惹かれないから。
簡単に言うと、クラシックカーのようなデザインの方が好きなのです。
それと、ここで詳しくは話さないけど、国民性や文化、機能美といったものを究極に追求し、具現化したものこそが本質的な意味で「素晴らしいデザイン」だと考えるのです。
そのある意味、象徴的なものが軍用兵器であると。
しかし、現代兵器においては、デジタル技術の発達もあり、その限りではないのです。
もう国民性や文化といった要素が入ってくる余地もないのですね。
たとえば、こんな感じ。
F-22ラプターといい、現存する戦闘機でおそらく世界最強と言われています。
たしかに高性能なんでしょうけど、僕には「空を飛ぶトド」にしか見えない。
昔と違って、今どきは、求められる性能が違うから、こういう形になるんです。
それが、いわゆる「ステルス性能」って奴。
それでは。
ちょっと前、2~30年前の主力機を見てみると。
F-16ファイティングファルコン
F-14ファントム・トムキャット
かつて、トム・クルーズ主演の映画『トップガン』で一世を風靡した機体。
個人的に一押しなのが、ロシア空軍機であるSu-27フランカー。
究極の機能美すら感じさせます。
あれ?
ひょっとして、この時代の戦闘機も褒めてしまってるって?(笑)
しょうがない。
百歩譲って、この時代までの軍用機はカッコいいと認めようか…
って、認めないからねっ!!
では、最後に今から70~80年前の軍用機はというと。
WWⅡにおいて最高傑作機の誉れ高いP-51マスタングの雄姿。
意外な傑作機を多く送り出したソ連のYakシリーズ。
これはドーントレス急降下爆撃機かな?
やっぱり、プロペラ機のほうがオシャレでしょ?
なんだかクラシックカーの美しさに通じる部分を感じさせませんか?
今の時代の無機質すぎるデザインは、車もそうなのですが好きになれないのです。
それは、きっと今や軍用機なんかはAIにデザインを委ねてしまっているからなのでしょうか?
僕は、やっぱりトドは好きになれないのです。
2018.5.5