【追悼】クランベリーズ、ドロレス・オリオーダン
あまりに突然の訃報に言葉もありません。
アイルランドから世界的なロックバンドにまで登り詰めた「クランベリーズ(The Cranberries)」のボーカル、ドロレス・オリオーダン(Dolores O'Riordan)さん(46)が昨日15日にロンドンで急逝されたとのニュースが入ってきました。
まだ、自分が二十歳くらいだった頃、クランベリーズってよく聴いていたんですよね。
たしか初めて、そのバンドの存在を知ったのが当時フジテレビの深夜に放送されていた
「BEAT UK」という音楽番組だったと記憶しています。
おもにヨーロッパシーンの音楽情報を教えてくれる番組で、当時インターネットもまだ何もなかった時代にあって、貴重な情報源だったのを覚えています。
その「BEAT UK」の番組内に当時最もホットだったアーティストをピックアップして、ライブ映像を流してくれていたんですよね。
もちろん、クランベリーズとの出会いも最初はライブ映像でした。
深夜2時に人生で初めて観たクランベリーズの演奏は衝撃でした。
ドロレスの歌声は、まさに「歌姫」のそれ。
その独特なケルト唱法に歌われる詞に魂が宿り、聴く者の心を貫いてしまいます。
バンドの後ろで演奏していたオーケストラチームの方々まで、彼女の歌声によって号泣してしまっていたのがとても衝撃的でしたね。
そして、僕も泣いちゃっていました。
歌詞の意味はわからなかったけど…。
なんだか魂が揺さぶられる感覚を覚えるんですよね。
あんな感覚は初めてでした。
そして、癒されます。
だから、昔はよく落ち込んでいる患者さんたちにクランベリーズを積極的にお勧めしたものです。
わかりやすいように、かなり前に治療院のブログでも取り上げています。
クランベリーズ
まだまだ書きたいことが尽きません。
ですが、ここで一度ブレイクするとします。
さようなら、ドロレス。
2018.1.16