大きすぎる赤ちゃんは卒乳も早いもの
今回は、大きな赤ちゃんについての話。
とりわけ大きな赤ちゃんって、いらっしゃいますよね。
大きな子は、それこそ一歳の誕生日を待たずして体重が10キロを超えてしまいます。
なかには、たったの4ヶ月で2500グラムだった子が10キロにまで成長したなんてケースも。
しかし、これはかなり稀なケース。
多くの場合、10キロという数字は、超えられそうでなかなか超えないもの。
6ヶ月も過ぎると頻繁に動くようになるので、体も締まってきてしまうからです。
これからお話しするのは、そんな生後6ヶ月にして早々に体重10キロの壁を超えてしまった、ある赤ちゃんについての話です。
その子のお母さんは、高齢出産ということもあり、生まれてきた我が子が可愛くて仕方がない様子でした。
当初、心配していた母乳の出も順調で、よく飲んでくれることも嬉しかったのでしょう。
大きいが故、抱っこの負担は大きく、大変だったはずなのですが、育児で「苦労した」という類いの話はあまりお聞きしなかった記憶があります。
私が「重くて抱っこ、大変でしょう?」とお聞きしても、素っ気なく「大丈夫」だとおっしゃるのです。
そして。
驚いたことに、その後始まった離乳食もあっさりバクバク食べきってしまうのですね。
しかも、食べたそばから、もっと欲しがるという大食漢ぶり。
そして、今度は、こともあろうに大人の食事を見ては、よだれを垂らすというのです。
案の定、瞬く間に離乳食を終え、大人と同じご飯に…。
…そして事件が起こるのです。
なんと、その子は生後10ヶ月にして卒乳を果たしてしまうのです。
自分から離れていってしまったそうです。
授乳というのは、そもそも単なる栄養補給というだけでなく、赤ちゃんにとってはお母さんからの愛情を確かめる儀式でもあると思うのです。
もちろんお母さんから見ても、可愛い我が子に愛情を与える儀式かとも。
母乳って、精神安定剤という側面もあると思うんです。
夜、泣いてしまう赤ちゃんを授乳によって寝かしつけた経験のある方も多いのではないでしょうか?
それこそトントン拍子でほとんど何の苦労もなく卒乳してしまったのですが、何だか寂しそうな気もしましたね。
他の多くのお母さんたちが、職場復帰を前にして「断乳」でさんざん苦労されるのをよそに。
でも。
もっと凄い話が実はあるのです。
さきほどのお母さんの友達という方の赤ちゃんも大きかったそうで。
なんと、その子は生後8ヶ月で卒乳しちゃったそうな…。
ここまで早いと、さすがに良いんだか悪いんだか分りません。
あまりに早い卒乳は、きっとお母さんは悲しいのでは思うのですが?
どうでしょうか?
2018.1.15