“フラリーマン”という悲しき種族の男性たち
“フラリーマン”という言葉をご存知でしょうか?
政府の推進する「働き方改革」によって浮き彫りになった現象。
“フラリーマン”
目白大学名誉教授で社会心理学者の渋谷昌三さんが、2007年に著書の中で、家庭を顧みず居場所を失い、ふらふらするサラリーマンの姿から名付けた。
しかし、時代とともに“フラリーマン”になる背景も変化。
「“働き方改革”で、男性が家庭での居場所を取り戻そうとしても、共働きの増加に伴い存在感を増す女性に太刀打ちできず、居場所をあきらめてフラフラして しまう」と渋谷さんは分析している。
それぞれの事情があり、早く退社出来ても自宅にまっすぐ帰ることが出来ない男性たち。
「気が付いたら家庭に自分の居場所がなくなっていた…」、といったところでしょうか。
NHKの番組でも取り上げられた社会現象。
大きな反響を呼んでいるようです。
子供がまだ小さいうちは、夫婦がそれこそ一致団結しないと生活が成り立ちません。
でも、忙しいうちが華だったのでしょう。
そんな時期は、たしかにパパの居場所はあったんです。
子供が出来れば、パパの飲み会はうんと減るもの。
帰宅時間も早くなるのが普通です。
男性陣もできれば、可愛い我が子をお風呂に入れるところは担当したいんですよね。
だから、寝てしまう前に帰宅したいのが本音。
しかし、奥様の関心はどうしても夫より子供に行ってしまいがち。
こればかりは、もうしょうがないんですよね。
だって、本能なんですもん。
きっとお子さまが成長するに従って、戦力としてのパパの居場所はなくなっていくのでしょう。
だから家族の幸せのために、生活をかえりみず働けば働くほど、パパへの関心が薄くなっていくという悪循環。
いつしか、パパがいないことが前提の生活が当たり前になってゆくのでしょう。
ん?
これ、オレも当てはまってるじゃないか!!
2018.1.4